火山帯の黄色い鉱石
硫黄 S
硫気孔の周りに析出した鮮やかな黄色の結晶。
身の回りのモノとの対比
- 温泉の湯の花
- マッチの頭薬
- ゴムタイヤの加硫剤
- ニキビ治療薬
五感・物性・化学実験所見
- モース硬度目安
- 1.5
- 水への溶解
- 水を弾き、表面張力で水面に浮く(疎水性)。
- 酸との反応
- 変化なし
- 加熱時の挙動
- 約115℃で容易に融解して赤い液体になり、青い炎を上げて刺激臭を放つ
- 炎色反応
- 青色
高校化学解体新書:同定思考プロセス
水に浮いて濡れなかったことから何が言えるか?
→ 疎水性の非金属単体である可能性が高く、塩類(親水性)ではないと推定できる。
低温で融解し青い炎で燃えたことから何が言えるか?
→ 硫黄の燃焼に特徴的な反応。二酸化硫黄の刺激臭と合わせて硫黄と確定できる。
入試頻出ポイント
「低融点・水に浮く・青い炎・刺激臭」は硫黄同定の頻出パターン。同素体(斜方硫黄・単斜硫黄)の違いも問われやすい。
S + O2 → SO2
歴史・文明での用途
黒色火薬や硫酸の原料として、採掘・化学工業・医薬品産業の起点になった文明を変える鉱物。