内陸の岩塩の欠片
塩化ナトリウム NaCl
乾燥地帯の岩塩鉱床から採れる、透明〜白色の立方体状の結晶。
身の回りのモノとの対比
- 食卓塩
- 点滴の生理食塩水
- 道路の融雪剤
- 漬物の塩気
五感・物性・化学実験所見
- モース硬度目安
- 2.5
- 水への溶解
- 非常によく溶けるが、リトマス紙の色は変化しない(中性)。
- 酸との反応
- 変化なし
- 加熱時の挙動
- 約800℃で融解し、鮮やかな黄色の炎色反応を示す
- 炎色反応
- 黄色
高校化学解体新書:同定思考プロセス
水によく溶けたのにリトマス紙の色が変わらなかったことから何が言えるか?
→ 強アルカリ性を示す炭酸カリウムとは異なり、中性の塩である可能性が高い。
炎色反応が黄色だったことから何が言えるか?
→ ナトリウム塩に特徴的な炎色反応。ナトリウムを含む化合物と確定できる。
入試頻出ポイント
「水に易溶+中性+炎色黄」は塩化ナトリウム同定の定番。強アルカリ性を示す炭酸カリウム(赤紫)との炎色の違いに注意。
NaCl → Na+ + Cl-(電離。中和・酸化還元反応は起こさない)
歴史・文明での用途
古代ローマでは兵士の給料(サラリーの語源)として使われたほど貴重で、保存食・point滴・工業原料と用途が広い生活必需品。