焚き火の白い灰
炭酸カリウム K2CO3
広葉樹を完全燃焼させた後に残る、砂利や未燃炭が混じった白い木灰。
身の回りのモノとの対比
- ラーメンのかんすい
- 草木灰肥料
- 昔ながらの石鹸の灰汁(アク)
五感・物性・化学実験所見
- モース硬度目安
- 1
- 水への溶解
- 極めてよく溶け、強アルカリ性を示す(赤リトマス紙が瞬時に青変)。ぬるぬるした手触り。
- 酸との反応
- 弱酸でチリチリと発泡する
- 加熱時の挙動
- 融解・分解しない
- 炎色反応
- 赤紫色
高校化学解体新書:同定思考プロセス
水によく溶けて強アルカリ性を示したことから何が言えるか?
→ アルカリ金属の塩である可能性が高く、水に不溶な炭酸カルシウムとは区別できる。
炎色反応が赤紫色だったことから何が言えるか?
→ カリウム塩に特徴的な炎色反応。カリウムを含む化合物と確定できる。
入試頻出ポイント
「水に易溶+強アルカリ性+炎色赤紫」は炭酸カリウム同定の定番。水に不溶な炭酸カルシウムとの対比で問われやすい。
K2CO3 + 2HCl → 2KCl + H2O + CO2
歴史・文明での用途
灰汁(アク)として古来より石鹸作りや、ガラスの融剤として使われてきた生活に密着した物質。